NPO法人クロスフィールズでは、新興国の留職プログラムでグローバルに活躍できる人材の育成、企業・行政の新興国進出を支援します。

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代表挨拶

枠を超える、未来を創る

私の原体験は、青年海外協力隊として中東シリアのNPOに勤務していた時にまでさかのぼります。

当時NPOという言葉すら知らなかった私は、そこでNPOという非営利の組織体が持つ可能性や先進性を思い知らされることになります。行政の手には負えないような多様で複雑な課題や、経済的なリターンが期待できず企業が参入できないような事業領域に対し、市民社会が自らの力で立ち向かってしまうという斬新な発想に、私は魅了されました。しかし一方で、ビジネス経験の浅かった自分ではありましたが、NPOでの業務には、特に効率性などの面で、更に改善すればより良い成果が生まれるであろう、非常にもったいない部分も多いように感じられました。

そんなとき、たまたまドイツの経営コンサルティング会社の社員数名が出向という形でそのNPOの幹部に就任したのです。私は彼らの直属の部下として働く機会に恵まれたわけですが、そのときに自分が目にしたのは、信じられないほど衝撃的な光景でした。彼らは、ビジネスの手法を用いてその組織の課題を次々と解決していきました。仕事の進め方や課題解決のための施策の方向性を、組織にかかわる全ての人たちを巻き込みながら大きく変革させたのです。これにより、私の勤務していたNPOの社会的なインパクトは目に見えて増大していきました。

セクターの枠を超えて社会の課題を解決することの持つ大きな力を感じ始めたのは、この時でした。

これからの日本社会を生きる私たちは、「日本は課題先進国」という言葉もあるように、数々の多様で複雑な社会課題に立ち向かっていかなければなりません。こんな時代にこそ、NPO・企業・行政のどのセクターで働く人も情熱を持って社会課題に向き合い、あらゆる枠を超えた発想で課題の解決を目指す姿勢が必要になってくると思っています。そして、そのような姿勢は、課題だらけの国・日本において、多様で複雑な社会課題をも解決する革新的な解決策を生み出すことを可能にするはずです。

そんな世界が来ることを、私たちは信じて疑っていません。クロスフィールズは、領域の枠を超える機会を提供することで、希望に満ちた未来の社会を創っていくことを誓います。

特定非営利活動法人クロスフィールズ 代表理事
小沼大地

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