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留職レポート

「世界の教育に貢献したい―」呼び覚まされる自分の想い

熱いビジョンを持つリーダーのもとで、現場目線の問題解決のアプローチを学ぶ

株式会社ベネッセコーポレーション 小学生事業部(派遣時は人財部付) 大澤裕さん

インドネシア 教育/職業訓練

高床式住居が残る地方都市マカッサルと、首都ジャカルタの2都市で、幼児教育や環境教育に取り組んだ大澤さん。熱い夢を持ったリーダーのもとで働くことで、ご自身の入社当時の夢「世界の教育に貢献したい―」を思い出されたそうです。ご自身の言葉で留職経験を語って頂きました。

プロジェクト基本情報 - 株式会社ベネッセコーポレーション

■留職者:
大澤裕さん (当時28歳)
■所属:
株式会社ベネッセコーポレーション 小学生事業部(派遣時は人財部付)
■留職先:
インドネシア(ジャカルタ・ボゴール)
■留職期間(現地):
2013.7-2013.12 (5ヵ月間)
■受け入れ先団体:
教育の質向上を支援する教育コンサルティング会社

留職に応募したきっかけ

入社当時の想いを思い起こしたい
内容

BOP層向け教育団体に行くことで入社時に自分が持っていた熱い気持ちを思い起こしたいという気持ちが留職に応募したきっかけでした。「教育を通して世界に貢献したい…」入社時の私はそんな思いを持っていました。しかし、知らぬ間にそんな気持ちを忘れ、定量的な分析や営業数値など目の前の業務に追われていました。
また、大企業では何もかもお膳立てされており、自分ひとりで何ができるのかを知りたいという気持ちもありました。

留職だからこそのチャレンジと、その学び

データがない中で自分の目だけを信じる
内容

現地では課題を特定することが最も困難でした。日本ではマクロなデータで語ることが多かったのですが、途上国では目で見たものだけで解決策を出すことが求められました。日本にいるときとはまったく別の問題解決アプローチをすることで、「現場に足を運んでしか見えないものが多くあること」に改めて気づかされました。

最新技術がいいとは限らない―。打ち破られた先入観
内容

BOP層向けの教育ではタブレットで学習をドラスティックに変えるものがフォーカスされているという流れも感じていので、渡航前は「最新技術が求められている」と先入観を持っていました。しかし実際に行ってみると、現地に必要だったことは日本では当然な習慣やコンテンツを「現地の人たちが使える状態で提供すること」でした。最先端の技術や日本の教材をそのまま持っていくのではなく、生活ポスターなどの学校習慣や、歌や踊りなどのコンテンツに落とし込むことで、初めて現地で持続的に使えるコンテンツとして初めて受け入れられるようになりました。「ローテクでも現地に合っている方がいい」と、自分の目で見て、現地に適したソリューションを提案することの重要性を学びました。

留職先では、先入観にとらわれずに現場に足を運び自分の目で見てゼロベースで考えることが求められました。これは、今後どんな市場でサービスや商品を考えるにしても大切な考え方だと感じています。

思い込みから生じた日本の仲間とのギャップ
内容

渡航前の自分を振り返ると「物事の多様性」に対する許容度が低かったと思いますが、「現地の方とのギャップを受け入れること」「ギャップが今までなかった日本の仲間との対立」を通して多様な見方をすることができるようになったと感じています。というのは、インドネシアの方とは、最初からバックグラウンドの違いを意識したコミュニケーションをとることが出来たのですが、一方で、日本のサポートチームの仲間に対しては、「同じ日本人・同じ会社だし合っているだろう」という思い込みがありました。日本のメンバーと議論する際、考える前提が違うことにより大きなギャップがうまれたことで「相手の気持ち」や考えている背景を強く意識するようになりました。

呼び覚まされた自分の想い
内容

スラウェシ島のジャングルで出会った子供たちは、亜熱帯地域特有の高床式住居に住んでいました。昼間は親の手伝い、夜に親から勉強を教えてもらう、そういった環境です。学校教育を受けられないジャングルに住む子供たちに向けて何をどう教えるのか、まさにBOP層に身をおいて、改めて教育について考える機会となりました。
派遣先団体の代表は「インドネシアの教育に目に見える貢献をする」とビジョンを語り、パートナーは「いつかUNESCOで働きたい」と夢を語ってくれました。自分も「世界の教育に貢献したい」という夢を忘れず、日々の業務に向き合っていきたいと思います。

担当者の声

クロスフィールズ プロジェクトマネージャー 松島由佳
内容

「Yutakaの、子どもたちがもっと良い教育を受けれるようになってほしいというアツい思いが、プロジェクトを前に進ませたと思う」と留職先団体のリーダーにも言われるほど、誰よりも強い気持ちや信念を持つことで、活動をやりきってくれました。その思いをこれからも持ち続けながら、日本と世界の教育現場を良くするために、更に活躍してほしいと思います。

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