ソリューション共創事業

企業/NPO/スタートアップなど

New InitiativesSolution Co-Creation Initiative

About Solution Co-Creation Initiative

異なるフィールドを繋ぎ、
社会の課題を解決する事業や
仕組みの創出をサポートします

様々なアクターを繋ぎ、新たな事業やプロジェクト、仕組みを生み出すことで、
従来解決が難しく取り残されてきた社会課題が解決され続ける世界を目指します。

Overview Solution
Co-Creation
Initiative

  • 対象

    企業/NPO/スタートアップなど

  • 目的

    異なるフィールドを繋ぎ、社会課題を解決する事業や仕組みを生み出す

特徴Features

本事業は、創業以来培ってきたソーシャルとビジネスを繋ぐ力を活かした「プログラム型」と「プロデュース型」の2軸で構成されています

プログラム型では、Social Innovation Missionを始めとする参加型プログラムを提供します。そしてプロデュース型では、ソリューションを作り出す場のデザインやコンサルティングなどを幅広く提供します。

プログラム型Program

課題に向き合う志の醸成から「ソリューション」のアイデアを具体化・実行するまでの一連のプロセスに伴走する参加型プログラムを提供

クロスフィールズが主催して実施する「クロスフィールズ主催形式」と、各社のニーズに合わせてクロスフィールズが企画運営を行う「テイラーメイド形式」のプログラムをご提供しています。

事例

Social Innovation Mission2025 in India

参加企業数:15社 参加者数:20名

企業・官公庁・NPO・スタートアップから集まった参加者20名でインドのデリーとウダイプールを訪れ、社会課題解決に挑むNPOやスタートアップを訪問。社会課題の現場と課題解決の営みを体感しながら、自身のパーパスを見つめ直して実現したい未来を描き、その未来に向けた新たなソリューションを共創しました。本プログラムからは、食品領域での自治体と連携した地域共創事業、通信領域でのNPO寄付を組み込んだ新サービスなど、様々な共創型のソリューションが生まれています。

現地のスラム地域を訪問し、社会課題を体感

異なるバックグラウンドの参加者同士でソリューションを共創

参加者抜粋 (肩書は参加当時)
  • 株式会社NTTドコモ エネルギーサービス部 部長
  • 明治ホールディングス株式会社 経営企画部 戦略推進Gグループ長
  • 株式会社日立製作所 研究開発グループ リーダ主任研究員
  • 経済産業省 イノベーション・環境局イノベーション政策課 課長補佐
  • エール株式会社 代表取締役
  • 特定非営利活動法人みんなのコード COO

株式会社NTTドコモエネルギーサービス部 部長(参加当時)小島 慶太さん

企業活動が社会課題にどう貢献できるかを模索する中で本プログラムに参加しました。インドではスタートアップやNGOが自らの力で課題解決に挑む姿に感銘を受け、社会課題と経済成長の両立に向けた強い意志を感じました。また、日本の参加者が自身のビジョンを具現化する姿にも刺激を受け、国内にも社会課題解決への底力があることを実感しました。今後もこのプログラムを通じて、小さな力が大きなムーブメントを生むことを期待し、私自身もその一員として貢献したいと強く思います。

プロデュース型Produce

異なるアクターを繋ぎ、「ソリューション」を作り出す場のデザインやコンサルティングなどを幅広く提供しています。

NPOや企業のニーズに合わせて、様々な共創の場のデザインやプロセスへの伴走を行います。

事例

Social Impact Co-creation Lab (共助ラボ)

NPOと企業を繋ぎ、ソリューションを共創するプラットフォームです。初年度は「困難な環境にいる若者の雇用」をテーマとし、本テーマに取り組む3団体 (NPO法人サンカクシャ、NPO法人育て上げネット、一般社団法人HASSYADAI social) と企業を繋げ、半年間をかけてソリューションのプロトタイプを構築・検証しています。

認定NPO法人育て上げネット
工藤 啓さん

社会的な課題領域のなかでも、注目されづらい若い世代の「働く」をテーマにしていただいたことに感謝いたします。困難な状況にある若者への就労支援、その鍵のひとつは企業との連携です。複数の団体と企業が具体的に、かつ、集中的に議論できる環境を、私たちは望んでいました。ここから持続可能な共助の取り組み、社会的インパクトのある協働を生み出していきたいです。

日本たばこ産業株式会社

 

JTは、Purposeである「心の豊かさを、もっと。」の具現化を通じて持続可能な社会づくりに貢献するために、様々なステークホルダーの皆様との共創に取り組んでおり、この度の共助ラボへの参画も持続可能な社会づくりに向けたNPOと企業との新たな共創の契機と捉えています。また、日本において一人でも多くの若者が活躍できる社会を目指すことは、社会という基盤のもとで事業を営む企業にとっても意義あることと考えています。「自然・社会が持続可能であってはじめて人の暮らしや企業の活動も持続可能となる」との想いのもと、共助ラボに取り組んでまいります。

ソリューションの事例Case

CASE 1.  株式会社日立製作所

2023年1月のSocial Innovation Mission2023 in Kenyaへの参加をきっかけに、社内でヘルスケア関連のプロジェクトを立ち上げ。全世界・グループ横断の新規事業コンテストで金賞を受賞し、現地のソーシャルセクターのプレイヤーとも協働しながら事業立ち上げに向け推進中。

クロスフィールズのサポート

  • Social Innovation Mission2023 in Kenyaへの参加
  • 有識者や、海外のスタートアップ・連携先候補との繋ぎ

参加したSocial Innovation Mission2023 in Kenyaの様子

新規事業コンテストの金賞受賞の様子

Social Innovation Mission 2023 in Kenya

大企業やスタートアップの役職者が新興国の社会課題を肌で感じ、これからのビジネスの姿を探索するプログラム・SIM (Social I...

株式会社日立製作所研究開発グループ 主任研究員山田 健一郎さん

SIM 2023 in Kenya への参加は、現地の社会課題に挑む多様なスタートアップの取り組みを直接知るとても貴重な機会となりました。急成長する経済の一方で、日本とは異なる社会制度やインフラの現状を体感し、紹介された事例は自身のプロジェクトの着想のきっかけにもなりました。SIMの後も、アフリカで進めたプロジェクトへの支援や定期的なアラムナイ企画を通じたマインド醸成など、クロスフィールズには自身の社会課題解決型プロジェクトの推進を力強く後押ししてもらっています。

CASE 2. 株式会社MISOSOUP

2024年1月のSocial Innovation Mission2024 in Indiaへの参加をきっかけに、インドで農村のコミュニティ開発に取り組む社会的企業と共に、日本とインドの地域課題を共に解決していく共同プロジェクトを立ち上げ。2027年のJV立ち上げを目指して活動中。

クロスフィールズのサポート

  • Social Innovation Mission2024 in Indiaへの参加
  • インドでの事業化に際しての壁打ち (各種助成金の紹介など)
  • インドの社会的企業との連携にあたっての繋ぎ役 (通訳、サポート、壁打ちなど)

クロスフィールズオフィスにて連携協定を締結

社会的企業が活動するインド農村部にて住民にヒアリング

株式会社MISOSOUP代表取締役北川 智博さん

クロスフィールズが高い志を持って開拓して来られた、世界中の社会課題解決に取り組むトップランナーネットワークとの出会い通して、世界の未来を垣間見るような衝撃を受け、気づけばSIMで出会ったDrishteeと共創的プロジェクトにまで躍進し始めました。クロスフィールズ万歳!!

CASE 3. 日本電気株式会社 × エフバイタル株式会社

Social Innovation Mission2024 in Indiaに参加した金子さん(日本電気株式会社 ヘルスケア・ライフサイエンス事業部門ライフスタイルサポート統括部長〈参加当時〉)と、Social Innovation Mission2023 in Kenyaに参加した安島さん(エフバイタル株式会社 代表取締役)が協同するプロジェクトとして発足。2社の他、認定NPO法人発達わんぱく会、ベトナム現地企業やベトナムの大学を巻き込んだコンソーシアムとして事業を推進中。発達障害児(3–18歳)対象の宿泊型療育施設を2026年1月に開設し、日本電気株式会社、エフバイタル株式会社の日本初の最新技術を施設内で提供予定。また、今後はベトナム全土に同サービスの展開を目指す。

宿泊型療養施設の開設に先立ち、ベトナムの発達障害児と家族を招いてのトライアルイベントを実施

日本電気株式会社ヘルスケア・ライフサイエンス事業部門ライフスタイルサポート統括部長金子 将之さん

このプロジェクトは、クロスフィールズの研修を通じて生まれた偶然の出会いから始まり、志を同じくする仲間との協働によって形になりました。社会課題に向き合う中で、企業・NPO・大学など多様なパートナーが力を合わせ、新しい価値を創出できていることを大変嬉しく思います。子どもたち一人ひとりの可能性を広げるこの取り組みが、ベトナムからアジア、そして世界へと広がることを心から願っています。

エフバイタル株式会社代表取締役安島 真澄さん

ベトナムでは発達障害の認知は低く、当人とその家族の多くは、社会的スティグマの中で生活し、適切な教育や社会的支援を受けられていません。特に低所得者層・農村部の地域においては、事態は更に深刻です。発達障害の生涯にわたって続く性質上、必要な支援は、一時的な技術や資金にとどまらず、研究・政策的イニシアチブ等多角的アプローチが必要です。そのようなアプローチを可能にするために、アカデミア・NPO・企業・スタートアップ・医療法人が、共通のゴールに向けて、それぞれの専門知見を持ち寄り、支援モデルづくりにチャレンジしています。まだまだ道半ばではありますが、モデルを世界に発信できるようNECさんと共にやり遂げたいと思います。

事業体制Our Team

本事業はビジネスとソーシャルの経験を積んだメンバーで運営しています

小沼大地
(NPO法人クロスフィールズ 共同創業者・代表理事)

一橋大学社会学部・同大学院社会学研究科修了。青年海外協力隊としての中東シリアでの活動、 McKinsey & Companyでの勤務を経て、2011年にクロスフィールズを創業。日本国内のNPOのネットワーク組織である新公益連盟の共同代表も務める。
2016年にハーバード・ビジネス・レビュー「未来をつくるU-40経営者20人」に選出。

田熊 彩子
(NPO法人クロスフィールズ 事業統括マネージャー)

東京大学農学部・同大学農学生命科学研究科修了。卒業後、Boston Consulting Groupにて企業の戦略策定・全社改革等に従事。2021年にクロスフィールズに参画後は、プロジェクトマネージャーとして留職・フィールドスタディ等を担当。フィールドスタディ事業の副統括マネージャーを経て、現職。

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