NPO法人クロスフィールズでは、新興国の留職プログラムでグローバルに活躍できる人材の育成、企業・行政の新興国進出を支援します。

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いまこそ、
つながり合うことで
社会の未来を切り拓く

COVID-19を受けた
クロスフィールズの対応のご報告

2011年の創業以来、クロスフィールズは社会課題の解決に取り組む国内外の団体とともに、より良い社会に向けて活動を続けてきました。新型コロナウイルスの感染拡大は新興国においても日本国内においても、弱い立場の人々をさらに厳しい状況に追い込んでいます。また、ともに活動してきた国内外のパートナー団体の多くが、この危機によって経営的に苦しい局面を迎えています。クロスフィールズはそんな人々や団体に寄り添い、危機を乗り越えるとともに新たな社会の可能性を探っていきたいと考えています。

いまこそ、クロスフィールズはこれまで培ってきた「働く人と社会課題の現場をつなぐ技術」を活かし、枠を超えて橋をかけることで社会にたしかな価値を届けることに全力を注ぎたいと考えています。

クロスフィールズ自身も、この危機に際して大きな影響を受けています。既存事業の多くは再開の見込みが立っておらず、いまもなお変化の只中にあります。感染拡大が生じてからは、関係者の方々の安全を最優先に行動するとともに、ステイクホルダーの皆さまとの対話を重ねてきました。この2ヶ月で50を超える企業や団体の方々と個別の対話を行うとともに、オンラインの対話型イベントを十数回にわたり開催してきています。このような対話を通じて、私たちにいまなにができるのかを考えるとともに、試行錯誤しながら前に進もうとしているのがクロスフィールズの現状です。

以下に、2020年6月8日時点での各既存事業の状況と今後の見通しを記載いたします。

留職事業

留職者は全員が無事帰国。
並行して、日本国内への留職等の実施を企画中

3月12日のWHOによるパンデミック宣言の直後、パートナー企業の皆さまと協議し、アジア3カ国で活動中だった10名の留職プログラム参加者について日本への緊急帰国を決定しました。フィリピンでは首都マニラのロックダウンが発表されるなど世界的に緊迫した情勢下ではありましたが、全員無事に当月中の帰国を完了することができました。活動途中での帰国となった方々も日本から遠隔で業務を行うなどして、すべての方が派遣先団体での活動を無事終了しています。

本事業について、短期的には海外への派遣は難しいと考えています。今後の活動実施については、世界情勢を注視しつつ各企業の皆さまと相談しながら判断していく予定です。

なお、海外への派遣が難しいなか、日本国内のNPOや社会的企業を派遣先とする新しい形の留職や、日本から遠隔で海外団体の課題解決に取り組む「バーチャル留職」等の取り組みを始めています。なかでも国内団体への留職は6月初旬に開始予定であり、現在急ピッチで準備を進めています。

フィールドスタディ/
ワークショップ事業

既存の集合型研修は実施見合わせ。
新たにオンライン型プログラムを開発中

ソーシャルディスタンシングの必要性への配慮から、2月後半から現在に至るまで集合型での研修実施はすべて見合わせています。今後の再開については国内の状況を踏まえ順次判断してまいります。

既存プログラムの再開へ向けた準備と並行して、フィールドスタディやワークショップをオンラインで実施する新しいプログラムの開発に注力しています。オンラインでのプログラムは国内外の社会課題をテーマに、5月後半より既に実施が始まっています。

ソーシャルセクター
エンパワメント事業

日本とアジアを結ぶ「交換留職」は
一時中断。
再開へ向け協議中

4月からの実施を予定していた、類似する社会課題に取り組む日本とアジアの社会的企業間で人的交流をつくる「交換留職」プログラムは、安全管理の観点から中断しています。再開については世界の状況を見ながら関係者の皆さまと協議し、判断していく予定です。

上述した既存事業における新型コロナウイルスへの対応と並行して、クロスフィールズの持つ強みやアセットを活かした新規事業の開発にも数多く取り組んでいます。現在注力している新規事業の概要についてはこちらのページをご覧ください。

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