事業紹介 / What We Do
現地訪問型
Social Issue Understanding Field Study
経済的価値と社会的価値を同時に創出するCSV(Creating Shared Value)の考え方に注目が集まる中、
社会や企業に対する鋭い感性を持ち、ぶれない軸を持った経営人材を育てることの重要性が高まっています。
本フィールドスタディは、通常の業務ではなかなか使わない右脳や感性を刺激し、
自らの志について深く問い直す管理職・役職者向けのプログラムです。
Don’t Think, Feel
U理論に基づいた
自らと深く向き合う
旅路
Empathy
Step01社会課題の体感
社会課題の現場に身を置き、
五感をフル活用して一人称で
課題を「体感」する
Dialogue
Step02リーダーとの対話
課題解決に奮闘するリーダーの志と
行動力からリーダーシップや
課題解決のあり方を学ぶ
Reflection
Step03内省
湧き上がった感情を書き起こし、
それを参加者同士での共有を繰り返して、
自分自身の「ありたい姿」を深めていく
Lead the Self
Step04行動への覚悟
学びと気付きを改めて言語化し、
業務での実践に向けた
最初の一歩への決意を固める
Benefit 01
社会課題の現場を一人称で
体感することを通じ、
「社会課題とはなにか」に対する
肌感覚での理解と
当事者意識を醸成します。
Benefit 02
社会課題に向き合うリーダーの
活動と志に触れ、自社の創業理念や
自らの志について問い直し、
ビジネスパーソンとしての
軸を磨きます。
Benefit 03
社会的価値と経済的価値を同時に
創出するCSVの考え方を深く
理解した上で、自社の事業や業務を
通じて何を成し遂げるかを考え、
一歩目のアクションに落とし込みます。
社会課題についてより知ろうと調べたり、関係者にヒアリングするようになった。
参加後は自分が属する社会で起こっている問題を、他人事に感じられなくなった。
「いま取り組んでいる仕事が、どう社会のためになるのか」を考えるようになった。
自分の意思を論理だけではなく、熱量も持って周囲に伝えていこうと思った。
これまで部下に指導しすぎていたと反省し、今は信じて受け止めるようにしている。
自分も部下も意義をもって仕事をするために、業務の意味を説明するようになった。
(2019年8月〜2020年2月の回答、n=152)
テーマ | 人材育成、事業創出などの目的・ニーズに基づいて |
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視察先 | 海外・国内のいずれでも設計可能 |
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対象 | ・経営幹部/次世代経営者層 |
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実施規模 | 5~15名程度 |
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開催形態 |
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フィールドスタディ開催実績 | |||||||
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年度 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 計 | |
件数 | 2件 | 2件 | 6件 | 8件 | 10件 | 28件 | |
参加企業数 | 8社 | 6社 | 13社 | 14社 | 15社 | 56社 | |
参加人数 | 18人 | 29人 | 81人 | 177人 | 200人 | 505人 |
過去のフィールドスタディの実施例 | ||||||
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地域 | 開催形態 | 企業名 | 期間 | 参加者層 | テーマ | |
インドネシア | 個社カスタマイズ | 本田技研工業 | 4泊5日 | 役員・経営企画幹部職 | モビリティ | |
フィリピン・ベトナム | 個社カスタマイズ | 江崎グリコ | 3泊4日×2回 | 専務・部長級社員 | 食、健康、農業 | |
福島県南相馬市 | 個社カスタマイズ | PwCコンサルティング | 1泊2日 | 役員・社員 | 震災復興、原発 | |
宮城県石巻市・女川町 | 個社カスタマイズ | 江崎グリコ | 2泊3日 | 専務・部長級社員 | 地方創生、健康、高齢社会 | |
インド (ムンバイ・バンガロール) |
複数社集合 | 6社 (参加者数:13人) |
5泊6日 (2018年1月) |
経営企画・新規事業部門 などの役職者 |
スラム、ゴミ問題、 遠隔診療など |
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ルワンダ (キガリ) |
複数社集合 | 10社 (参加者数:19人) |
5泊6日 (2019年1月) |
経営企画・新規事業部門 などの役職者 |
教育、フィンテック、 遠隔医療など |
フィリピン・ベトナム / 部長級社員20名 / 3泊4日×2回 / 食、健康、農業
各回10名規模の部長級社員がベトナム・フィリピンにそれぞれ約1週間ずつ滞在し、「食と栄養」をテーマに社会課題の現場を「体感」しました。低所得者の家庭を訪問するととともに、農業支援や職業訓練などの事業で現地の課題解決に取り組むNPO・社会的企業など9団体のリーダーたちと対話を実施。参加者同士が内省を行う機会も現地では数多く設け、参加者からは「起業家の方々が持つ志が困難を乗り越える意思の強さに結びついていることを感じた」、「“おいしさと健康”というグリコの企業理念を改めて誇りに感じた」、「社会課題の解決が創業の原点であり事業の目的であることを再確認した」といった声が聞かれました。参加者の社会課題に対する解像度が高まると同時に、それがどのように本業とつながるのかを深く考え抜く機会となりました。
参加者の声
今回対話した起業家の方々が強い志を持っており、その強い志が困難を乗り越える意志の強さやリーダーシップに結びついていることを感じた。また日常では体験できないものを見聞し、自分・仕事・日本・世界・社会について考え、グリコの創業理念を改めて誇りに感じることができた。
視察や対話を通じて、社会課題の解決が社会貢献であり、創業の原点、事業の目的であることを再確認できた。それこそが『志』であり、経営におけるぶれない軸につながるのではないか。
事務局の声
江崎グリコ株式会社グループ人事部
中谷 真紀子様
変革を担うリーダーが集まり、“経営観“について考え続けるスタート地点として、社会課題体感フィールドスタディを実施しました。「普段見ないものを見て、聞かない事を聞き、考えない事を考える」体験を通じ、リーダーが自らの価値観を見つめ直すだけでなく、創業の精神に立ち返り、企業として為すべき事を語り始める契機となりました。心に響くこの体験が、リーダー達の共通言語となり、会社の変革を加速させる原動力となっていくことを期待しております。
現地の社会課題解決に取り組む団体のリーダーから、ベトナムの社会課題の現場について説明を聞く参加者
実際に貧困層の方々が暮らす現地コミュニティを訪れ、現状について説明を受ける参加者
インド / 本田技研工業、NTTドコモ他(6社13名)/ 5泊6日 / スラム、ゴミ問題、遠隔診療など
「Social Innovation Mission」と銘打ち、社会起点マインドの醸成と未来洞察を目的に、日本企業6社の役職者13人がムンバイ・バンガロールに1週間滞在して社会課題の現場を体感。アジア最大のスラム街の訪問やフィールドの視察とともに、テクノロジーを活用し酪農業界や僻地医療の変革に取り組む社会的企業等7団体のリーダーとの意見交換を行い、あるべき未来の姿について会社の枠を超えて考え抜きました。
参加者の声
社会課題の解決を実践しているリーダーとの論議を通じ、ビジネス創出と事業に向き合う姿勢など自らの考え等を改めて内省し、整理することができた。自身としても会社の看板に頼ることなく、できることから行動に起こしたい。自社がイノベーションの起こせる組織になるよう、働き方改革や人材の活かし方の面からきっかけをつくりたい。
新興国の社会課題を解決するビジネススキームのポイントと事業者が重要視している点をリアルに理解できた。また、異なる企業の方との討議を通じてそれぞれの強みや関心事が自然と分かりあえたのが貴重な経験だった。これらを社内での新事業創出に活かしていきたい。
インド・ムンバイ市内のゴミ処理施設を訪問する参加者
現地で対話したリーダーを囲んだ6社13名の日本企業の役職者
福島沿岸部 / 役員4名を含む25名 / 1泊2日 / 震災復興、原発
幅広い職位・年次の社員25名が1泊2日で震災・原発の被災地、福島県南相馬市を訪れ、被災地域の視察及び復興に取り組む4組織のリーダーとの対話を実施。「社会の重要な課題を解決することを体感し、目の前の業務と社会課題の解決をリンクさせることができた」、「担当するプロジェクトの先にいる人々のために仕事をしていきたい」といった参加者の気付き・決意が、組織の中に変革の風を起こしつつあります。
参加者の声
社会の重要な課題を解決するとはどういうことかを体感し、普段の業務と社会の重要課題を解決するということをリンクさせることができた。3.11がいつの間にか「他人事」になっていた自分に気が付くことができた。
志・使命感といった、気付いていなかった自身の人生において重要な視点(価値観)に気付かせて頂いた。思考の転換で、復興ではなくこれからビジネスを創っていくのだ、という想いに非常に感銘を受けた。
津波の被害が大きかった請戸地区の小学校の視察を行う参加者
現地リーダーとPwCコンサルティングの経営者たちとのパネルディスカッション
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