NPO法人クロスフィールズでは、新興国の留職プログラムでグローバルに活躍できる人材の育成、企業・行政の新興国進出を支援します。

江崎グリコの部長級社員がASEANの社会課題の現場で体感 -クロスフィールズが経営幹部・役職者向けプログラムを本格化、 社会課題とCSVを体感するプログラムを実施-

2017.04.10

  • 経済的価値と社会的価値を同時に追求するCSV(Creating Shared Value)経営に注目が集まっています。CSVとは、事業を通じて社会課題を解決することでイノベーションを創出し、他社に対する競争優位を築くという考え方で、ユニリーバやGEなどが実践しているとされ、ハーバードビジネスレビューやリクルートワークス研究所の機関誌などでも相次いで特集が組まれています。ただしCSV経営の実践には極めて高度な能力が必要だとされ、慶応大学大学院経営研究科の岡田正大教授は「社会や環境に対する鋭い感受性や、立場が異なる人への配慮など、繊細な感性が必要」と指摘しています(※)。そうした中、CSV経営に本腰を入れるにあたり、CSVを実践できる経営人材の育成に取り組む企業が現れ始めています。
    ※リクルートワークス No.140 「CSV経営時代の人材育成」より引用
     
    社会課題体感フィールドスタディ
     
    江崎グリコ株式会社(以下グリコ.大阪府大阪市)は、2016年11月から2017年2月にかけ、20名の部長職の社員をASEAN地域へと派遣するフィールドスタディを実施しました。日本国内での事前・事後の研修を挟んで、フィリピン・ベトナムそれぞれに10名規模の社員を約1週間派遣し、社会課題の現場を視察するとともに、現地で活動を行う計9団体のリーダーと対話を行いました。
     
    本フィールドスタディの総合コーディネーターを務めたNPO法人クロスフィールズ(東京都品川区、代表:小沼大地)は、これまで新興国「留職」プログラムを通じて積み重ねてきたリーダー育成の経験やASEAN現地団体とのネットワークを活かし、現地視察・リーダーとの対話の機会のアレンジ、視察後の学び・気づきの議論のファシリテーションなど、グリコ部長職と社会課題の現場との橋渡しの役割を担いました。クロスフィールズでは、今後も国内外の社会課題の現場を「体感」する経営幹部・役職者向けのプログラムを展開していくことで、企業とNGOとの相互理解を更に深めるとともに、セクターを超えた課題解決の動きを促進していくことを目指していきます。
     
    詳細は、プレスリリースをご覧ください。
     
    ▼プレスリリース
    江崎グリコの部長級社員がASEANの社会課題の現場で体感
    -クロスフィールズが経営幹部・役職者向けプログラムを本格化、
    社会課題とCSVを体感するプログラムを実施-
    http://crossfields.jp/event/20170410_pr/