NPO法人クロスフィールズでは、新興国の留職プログラムでグローバルに活躍できる人材の育成、企業・行政の新興国進出を支援します。

【プレスリリース】 「企業による地方の社会課題解決をクロスフィールズが後押し ~リクルートキャリアの社員が島根県雲南市で採用を通じた地方創生に挑戦~」

2017.05.18

  • 【プレスリリース】
    「企業による地方の社会課題解決をクロスフィールズが後押し
    ~リクルートキャリアの社員が島根県雲南市で採用を通じた地方創生に挑戦~」
     
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    http://crossfields.jp/event/20170518_pr/
     
    NPO法人クロスフィールズ(東京都品川区、代表理事:小沼大地)は、株式会社リクルートキャリア(東京都中央区)向けに社会課題解決ワークショップを開催しました。有志の14名の社員が3チームに分かれて参加し、2回にわたる現地訪問を含む約3ヵ月にわたる活動(2016年12月-2017年3月)に参加しました。最終日には、各チームが現地で社会課題の解決に取り組む団体・企業向けに、「採用」を軸とした事業提案を行うとともに、各参加者が学びや気付きを本業に繋げるべく、振り返りと今後に向けた宣言を行いました。
     
    今回リクルートキャリアが本ワークショップを導入した目的は、「1.困難な課題に立ち向かうリーダーとの対話を通じ、無意識のうちに持っている自らの「枠」を超え自らの志を再定義し、社会起点で事業を発想することの意義を理解すること」、「2.目の前のお客様やその先に広がる地域や社会を考え抜いた事業提案を経験する中で、自分の仕事と「社会とのつながり」や企業理念を体感し、組織と仕事への誇りを強めること」、「3.社内外の多様な人との繋がりを増やす中から刺激を受け、同志を見つけて今後の仕事の活力にしていくこと」の3点でした。
     
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    ワークショップの舞台は、20年先を行く高齢化問題を抱える「課題先進地域」であり、住民主体のまちづくりを行政がけん引する島根県雲南市。現地で地域活性化に取り組むNPO法人おっちラボと連携し、現地で「人材・組織戦略」「医療・介護」「教育」という課題に取り組む3団体に対し、彼らが持つ組織課題のヒアリングや議論を実施した他活動の利用者に対するインタビュー調査などを実施、それぞれの団体に対してリクルートキャリアの強みである採用支援を軸とした事業戦略を提案しました。
     
    教育の領域では、「中高生向けの支援力を強化するためのコーディネーターの採用要件・採用戦略の策定」が提案され、これに対しては現地団体や行政からも「第三者視点から改めて自分たちが向き合う課題や活動を捉え直すよいきっかけになった。また団体の一員さながらに考え抜いてくれる姿勢に感銘を受けた」などといった前向きな反応が得られました。参加者からは「一人を採用する重みや責任を強く感じた」「社会課題とは何かを語れるようになりたいと思い参加したが、それは誰がどう困っているかを明確に言えることだと感じた。今後も目の前のお客様だけではなく、その先の社会まで具体的に考えて今後は仕事をしたい」といった声が聞かれるなど、参加者側もワークショップを通じて大きな学びを得ていました。
     
    クロスフィールズはこれまで社会課題解決ワークショップを主に新興国をテーマに開催してきましたが、今後は日本国内、特に地方の社会課題をテーマにしたワークショップを本格的に展開していきます。
     
    ●ワークショップの流れなど、詳細はプレスリリースにてご覧ください。
    http://crossfields.jp/event/20170518_pr/

     
    クロスフィールズでは、国内で開催するワークショップの他、新興国・BOP市場をテーマにしたワークショップを開催しています。
    「NPOとの協働による、新興国の社会課題解決に挑むワークショップ」